最近になってよく酸性矯正という言葉を耳にするようになってきました。インスタ界隈でも目にしますが技術としては結構昔からある技術です。ほとんどの美容師さんが使用しているのはアルカリ性の矯正です。PHが7以上で薬剤の中にアルカリ剤が入ってます。薬剤に中にはこのアルカリ剤と還元剤というものが入っています。

アルカリ剤・・・髪の毛を膨潤するお薬

還元剤・・・髪の癖の結合をきるお薬

自分も昔はこれがごっちゃになっていたのでなかなか理解できませんでした汗 アルカリ剤はパーマやカラーにも入っています。髪の毛を膨らますことで隙間ができ内部に染める薬や曲げる薬、まっすぐにする薬が入っていくわけですね。この膨らます行為が必要なんですが髪にとってはかなりの負担になっていたわけです。

余談ですが、カラーやパーマの施述後に膨らんでしまった髪の毛を閉じる作業をしていないと1−2週間後にバサバサになってしまいます。いわゆる酸リンスという工程ですね!意外とやっていない方もいるのでこれはマストで行ったほうがいいですよ!これをやらずにトリートメントをしてもあまり意味がないです。

で、当店でほとんどの方が矯正は酸性域のお薬で髪の癖を伸ばしていきます。アルカリ剤がなくても薬剤は浸透していくので髪の毛を膨潤しないのが髪の毛のダメージを減らせる要因になっています。

ここ重要です!!

ダメージを減らすのであって0になるわけではありません!髪の形を変えますし熱も与えます(180度くらい)なのでダメージ0な訳ないんです。確かにサラサラでツヤも出るのダメージ0ってのもわかるんですが、負担は少なからずあります。現に無茶な施術をすると質感は劣化してしまいます。なので耳当たりのいいワードは基本信じない方がいいです!うまい話には罠があるんですよね・・涙

矯正の仕組みとして髪の毛の癖を伸ばす要員として還元剤・水・熱・テンションがあるんですね。テンション・熱はアイロン操作で出てきますが、この水ってのがミソでようはダメージしてるかどうかで水の保有量が変わってきます。ブリーチをしてる髪の毛ってダメージが大きいからお水をたくさん抱えてしまいます。ドライしても全然乾かず、やっと乾いた!と思ったらバサバサになる現象の原因はコレですね。お肌も一緒!若い頃は水を弾いていました、あれはお肌内部に水がないので油分がのり外から水を売れないようにしているからお肌はお水を弾きます。

アイロンするときにこのお水が熱で蒸発しその時のパワーが還元剤と相まって髪の癖がとれるという仕組みです。アルカリ矯正だともれなく髪の毛に水分と還元剤が入ってくれるんですね! なのでちゃんと熱を入れれば癖は伸びます

ところが!酸性矯正だと還元剤しか入らないので、髪内部の水分量は元の状態に起因するわけですね・・

根元はプリプリしているので→ダメージ無い→水分もない→癖伸びにくい

毛先はダメージある→水分いっぱい→癖伸びやすい

これが酸性矯正の難しいとこなんです。簡単な癖ならあまり気にしなくてもいけますがシビアな癖は綺麗に伸びないことも多々あります。じゃあどうするかというとコミレではACCという処理剤を使っていきます。主に1液を流した後にACCを使います。細かい内容は今度記述しますが、これを使うことによって薬剤のスペックに頼らなくても伸ばしやすくなるようになります。もうほんとACC様様なんです!!

ではここでACCを使用した酸性矯正の動画です↓

before 

根元はノーダメージ 毛先はブリーチのハイダメージ

after 根元も毛先も綺麗になりました(^^)

ツヤツヤです!

ハイダメージでもできるできないはありますのでぜひご相談くだい!!